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  • 執筆者の写真Kumiko Wakanabe

障がい者アートとインクルーシブ社会 講演会


先日、小田原市にある「社会福祉法人アール・ド・ヴィーブル」主催の講演会に参加してきました。

たんぽぽの家の播磨さんのお話を直接伺え、基盤をつくってこられた方々の思いが盛りだくさんに詰まった貴重な時間でした。

クロストークも本当に興味深かったです。

どうしてアートと福祉に携わる方々はこうもおもしろい人たちがワサワサと集まっているんだろう 笑


この講演会で終始語られていたことは「関係性をどうつくるか」ということでした。

自分の感性で選び、わからないからこそ想像して共感することで生まれる関係性が、アートを入口にしてどんどんつながっていく。

まだまだ成長路線からの変革期にあり、数値的な評価をされてしまったり消費が目的になってしまう危険性など様々な課題も挙げられていましたが

未来は確実に明るい方に向かっているし、微力でも私も一緒にその一歩を共にしたいです。


そういうことを掘り下げて、社会の根っこに張り巡らせている先駆者の方々はとても魅力的で、みんなその魅力に集まってまた更に輪が広がっているのだと思いました。


また、事業所のメンバーさんの作品展示も合わせて見てきました。

音楽でも美術でも心を持っていかれてしまうこの感覚は何なのか?

また会いたいと思うこの魅力は何なのか?

私が音を通して、どうしたら人と社会とつながれるだろうか?

作品を前にしていろんな事を考えていました。

展示に寄せて、キュレーターである中津川浩章さんが書かれていた言葉がとても印象的でした。

心理的な傷、病気、障害、人は多かれ少なかれそれぞれの傷を抱えている。生きるということは、傷とともに生きるということである。そして、人間の生み出すあらゆる表現には治癒的側面があるのだ。癒されるのは個人だけではない。社会も同じだ。個人と社会は当然のことながらつながっているのだから。


頂いてきたアール・ド・ヴィーブルのフリーペーパーと、購入したたんぽぽの家編集の書籍「障害のある人とアートで社会を変える ソーシャルアート」を読むのも楽しみです。



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