top of page
  • 執筆者の写真Kumiko Wakanabe

響き合い、福祉

マグカル「福祉と舞台芸術をつなぐコーディネーター・ファシリテーター養成講座」

 振替日程があり、3/30に全日程終了しました。

素敵な出会いと気付きをたくさんいただきました。

このような場を設けてくださり感謝の気持ちでいっぱいです。

講師の新井英夫さん・板坂記代子さん・ササマユウコさん・小日山拓也さん、

主催のセンターフィールドカンパニー中野さん、

一緒に受講した皆さん、

本当にありがとうざいました!



 ササマさんが「響き合う」関係性を意識している、と何度も繰り返しおっしゃっていた事がとても印象的でした。

サウンドスケープにおける「音の響き合い」というだけではなく

「人と人との響き合い」という意味も含むこのキーワード。

今回の講座の学びは、ここに集約されているなぁと体感しました。


 ワークショップをつくる技術的なこととしてもたくさんの学びがありましたが、やはりその根底にも「響き合い」が重要になっていると感じました。

  • 兎にも角にも即興性!

  • 個々の様子と、全体でのつながりをキャッチして、うまく時間の流れをつくる

  • 場を壊さない美しい(と自分が感じる)終わり方の工夫は特に大切

  • 場の空気感を彩ったり、切り替えたりするための小道具も新井さんのワークショップでは活躍していて、それが参加者の背中を押している

  • ワークショップの内容として、ファシリテーター自身がおもしろいと思うもの(参加者にとっては新しい出会いでもある)や見たい景色の紹介、そして現場のニーズや興味をバランスよく組み込んでいく

  • 非言語のコミュニケーションと、言葉をきちんと選ぶことのバランス

  • 問題提起やアクシデントも新しいおもしろさにつながるヒントになる

  • 作品づくりを目的としているのではなく、起こる事全てがアート(結果それがひとつの舞台を見ているような瞬間がたくさんあった)



 また、チームで場をつくることを新井さんはとても重視されていることも、私にとって大きな学びでした。

多様な視点で信頼関係をつくっていくのは時間がかかりますが、そこが醍醐味とも言えます。

信頼感の中でしか、豊かな表現も生まれません。

これはワークショップの際のやりとりに限ったことではなく、自分を受け入れてもらえるという安心感がカプカプにはもともと溢れていて、それはまわりにもどんどん伝染して地域のあたたかさをつくっているのだと思いました。

そして相手の置かれた状況や苦悩を想像すること、共感すること、「今」を逃さないように個々の変化に丁寧に向き合うこと

福祉の現場で学んだことは子育てにも通じるな…いやしかし日常ではなかなか余裕を持ってこれらの大事なことを後回しにしているな…

と痛感しているところです。

日々の暮らしでこそ大事にしていきたいです。




さて、基礎練習じっくりやろうかな。

何かに没頭すると自分が整う感覚があります。

心と頭を動かした後は、淡々と手を動かすに限る。

自分をつくる確かなアイテムとして楽器があって、また人とつながれた時、音楽をやっていてよかったなぁと思う瞬間です。

0件のコメント

関連記事

すべて表示

Comments


bottom of page